見やすさのデザイン
DESIGNはじめに
デザインについて勉強していく中で、見やすさというのは重要なことです。
極端なたとえになりますが、白い紙に白い文字で書いた場合かなり読みづらい文章になってしまいます。この場合白い用紙に対して暗い色の文字で書くことで読みやすさが上がっていきます。このように見やすさについてのデザインをまとめていこうと思います。
誘目性
誘目性とはその漢字のとおり周囲の環境から目をひきやすさのことです。つまり、注視しないでその対象を認識できるかどうかの指標のことです。
この誘目性ですが、下地の色(用紙と文字の色でいうと用紙の色のこと)によって誘目性の高い色が変わっていきます。例えば下地の色が白の場合赤が一番誘目性が高くなりますが、背景色が黒になると黄色が一番誘目性が高い色に変化します(ちなみに赤色は2番目の誘目性の色になります)。
視認性
視認性は注意を向けたときに対象に対して発見のしやすさのことです。
公共機関などでの標識や案内表などに使われています。背景色との明度差によって視認性が高くなります。これは誘目性の色の使い方と似てる点があると思います。
明視性・可読性
明視性・可読性については発見された対象物に対して理解のしやすさになります。
対象が図形やイラストの場合明視性になります。また、対象が文字や数値であれば可読性にあたります。この場合わかりやすいイラストや矢印、状況に合わせた文字の配色も考慮する必要があります。例えば可読性の説明では、「緑」と「白」を使った「非常口誘導灯」があります。これは火災発生時に周りが火で赤く照らされた場合、緑が効果を発揮していきます。
識別性
識別性は、対象が複数ある場合区別のしやすさになります。
例えば区別がしやすいように色を使い分けるなどで効果を発揮します。また、その区別の対象になるものの印象によって色を使い分けることで、より識別性が上がることがあります。
よく使われているのは電車の路線図(地下鉄などで路線ごとに色で分けて表示させたりしている)やトイレの男女マーク(男性は青、女性は赤で使い分けている)蛇口の温水と冷水などでも活用されています。
まとめ
今回は見やすさについて記述しましたが、これも普段の生活やビジネスの中でも参考になることが多いのではないかと思います。
知り合いに手紙を書く場合やパワーポイントなどで文書にまとめた場合などでこの見やすさが重要になっていくと感じます。これからも生活に役立つようなデザインの技法をまとめていこうと思います。